みなさんの自宅がスマートハウスに早変わり  スマホ一台でテレビやエアコンを操作|空室対策|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
豆知識

2018.06.11

みなさんの自宅がスマートハウスに早変わり  スマホ一台でテレビやエアコンを操作

みなさんの自宅がスマートハウスに早変わり  スマホ一台でテレビやエアコンを操作
温度や湿度の変化を計測し家電を制御

 「電気を消し忘れたかもしれない」
「帰宅時間に合わせて部屋を冷やしておきたい」
「多過ぎるコントローラーを一つにまとめたい」

 みなさん、こんなことができたらいいなと、一度は考えたことがあるかと思います。今回はこうした願いを実現する最新の製品をご紹介したいと思います。
 リンクジャパン(東京都港区)の「eRemote(イーリモート)」は、テレビやOA機器、エアコンなどリモコンから出る赤外線を記憶させ、スマートフォンのアプリ上で操作できるようにする学習型のリモコン装置です。メーカーや型番、年式などは関係なく、あらゆる家電の操作機能を、すべてこれ1台に集約させることができます。だからこれまでのように、何かの電源を入れるたびにコントローラーを探す必要がありません。赤外線を記憶させたコントローラーはまとめてどこかに片付けておけば良いので、部屋の中もスッキリします。
 「イーリモート」に登録した家電は外出先からでも操作することができます。だから例えば、

・女性が夜間の帰宅前に、防犯対策のために室内の照明を付ける
・電気の消し忘れに気が付いた場合、外出先からスマホで電源をオフ

といったことができます。本体には温度センサーが内蔵されているため、エアコンのスイッチを入れる前に室内の温度を確認することも可能です。
また、シーンを設定しておけば、例えば就寝時にアプリのスイッチを押すだけで電気やテレビのスイッチをまとめてオフにしたり、あるいは帰宅時に照明やエアコンの電源をまとめて入れることもできます。
 この「イーリモート」の性能をさらに高めてくれるのが、温度や湿度、照度、音、空気質を計測するセンサーを搭載した「eSensor(イーセンサー)」です。これは単に室内の状況を計測するだけの装置ではなく、あらかじめ条件を設定しておくことで、状況に応じて自動で家電のコントロールをしてくれます。例えば

・室内気温が25度になったらエアコンの電源を入れる
・部屋の中が乾燥したら加湿器する
・暗くなったら照明をつける

などができるとうわけです。いくら外出先から家電を操作できると言っても、忙しいときにはそれもなかなかできません。また、いくつもの家電を操作しなければならないとなると、意外と手間がかかることもあります。何もしなくても、すべてセンサーの計測に基づいて制御してくれていれば、とても便利です。例えば、ワンちゃんを飼われているお宅は、夏場にエアコンをいれたまま外出されますが、いくら省エネタイプのエアコンでも一日中使い放しだとさすがに電気代が高くなります。一定の温度以上になったときだけ電源が入るようにしておけば、犬は快適に留守番できますし、電気代も節約できます。
 他にも「Google Home(グーグルホーム)」と連動させることで、声で家電を操作できることもできます。夜中に目が覚めた場合も、「照明を付けて」と言うだけで部屋が明るくなるので、非常に便利です。最近話題のスマートハウスは新築のイメージが強いですが、これらの製品を利用すれば既存住宅でも実現できます。