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2021.01.18

マンションを長持ちさせる秘訣お教えします

マンションを長持ちさせる秘訣お教えします
金額、効果、施工期間、etc...、配管保全に関する悩みを丸ごと解決!

「配管で水漏れが発生した!業者にメンテナンスの見積りを頼んだところ、とんでもない金額の見積りが出てきた!」
「業者から配管保全の提案を受けた。いずれはやるつもりだが、そもそも配管はどのくらいもつものなのか分からない」

 配管のことで、こうした悩みを抱えておられる方は多いのではないでしょうか?そもそも、新しいものに交換した方が良いのか、それとも内部をキレイにメンテナンスするだけで良いのか、素人には、まったく見当がつきません。業者によって、やり方や価格もマチマチです。今回は、そんな分かりにくい、配管メンテナンスについてまとめました。

「赤水が出る・・・」
「どうやら浴室の排水管が漏水しているようだ・・・」

 給水管や排水管などの配管が劣化すると、マンションにはさまざまな不具合が生じます。被害が一住戸だけに限ったことなのか、マンション全体に及ぶことなのかは、症状によって異なりますが、いずれにせよ、事が起きてからでは対処が大変になります。
 そうした事態を防ぐため、多くのマンションでは定期的に配管保全を行います。ただ、配管保全といっても、そのやり方はさまざまで、業者によって工期や値段も大きく異なります。それだけに、業者選びは慎重に行わなければならず、もしも失敗すれば、かけた費用が無駄になってしまうばかりか、再びお金をかけて施工をやり直さなければなりません。
 配管保全には大きく、「新しい配管に交換する『更新』」と、「管内のサビや水アカなどの汚れを取り除いてキレイにする『更正』」、「特殊な装置を設置して長持ちさせる『延命』」という3つの方法があります。業者ごとにできる工法は決まっていて、3つの方法をすべて取り扱えるという業者は、実は配管保全センター(東京都千代田区)という会社を除いて、他にないそうです。
 配管保全センターは、建物の配管の状況や、マンション管理組合ないしオーナーの要望を踏まえた上で、複数の工法を提案してくれる唯一の会社です。さらに、経験豊富なスタッフによる短期施工と、中間マージンのカットにより、低価格を実現している点も、大きな特徴です。
最も高額な費用がかかる「更新」を例に見てみましょう。170世帯のマンションで、配水管立管全系統更新と専有部スラブ下配管更新という工事を行ったとします。大手の配管保全会社に頼んだ場合、いくつもの下請け業者が介在して利益を上乗せするため、見積り金額は1億~1億3000万円くらいになるそうです。一方、配管保全センターなら、約半分の5700万程度で施工できるそうです。いかに多額の利益が上乗せされているかが、これでよく分かると思います。藤田崇大社長によると、「最低でも2割から3割、場合によっては5割以上、安く施工できる」そうです。
 ただ、いくら安くできるとはいえ、「更新」はやはりお金がかかります。当然、世帯負担も大きくなりますし、賃貸であれば、資金的に余裕のあるオーナーでないと、なかなかできないのが現実です。そんなときは、「エルセ」と呼ばれる水処理装置を使った延命工法がおススメだそうです。これであれば、世帯負担は4万~16万円程度(世帯数などの条件によって変動)で済むうえ、給水管・配水管、どうちらにも対応できるそうなので、非常に便利です。工期も最短で半日と短く、しかも住戸に入って作業する必要がありません。ちなみに、配管を新しくせずに、給水管・配水管どちらもメンテナンスできるのは、この方法しかないそうです。
みなさんのマンションでは、どのように配管の保全を行っていますか?「金額が高い」「効果がいまいち」など、悩みがある方は、一度、お近くの全国優良リフォーム会員にご相談下さい。