住まいの最新トレンド~酸素カプセル~|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
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2022.08.22

住まいの最新トレンド~酸素カプセル~

住まいの最新トレンド~酸素カプセル~
疲労回復や睡眠不足の解消、美肌効果のある「酸素カプセル」をご自宅に!
最短1日から利用できるレンタルプランもあり

 疲労回復や頭痛、睡眠不足の解消、美肌効果、二日酔い回復など、さまざまな効果が期待できるとして、スポーツ関係者や医療施設などから注目されてきた「酸素カプセル」が、コロナ禍を契機に、一般住宅にも普及しはじめていることをご存知だろうか?最新動向を取材した。

 みなさんも一度や二度は、「酸素カプセル」という言葉を聞いたことがあるのではないだろうか?もしかしたらすでに、医療機関やスポーツジムなどで利用したことがあるという方もいるかもしれない。
「酸素カプセル」は、高圧酸素療法という医療技術が利用されたイギリス発祥の機材だ。意外に思うかもしれないが、技術自体には100年の歴史があるという。日本で最初に大きな話題になったのは、サッカーのワールドカップが日韓共同で開催された2002年のことだ。当時、日本でも大人気だったイングランド代表のデヴィッド・ベッカム選手が本大会直前に左足甲を骨折。全治10週間と診断され、一時は出場すら危ぶまれた。しかし、酸素カプセルを利用して、それをわずか3週間で完治させることに成功。本大会出場を果たした。これが日本でも大々的に報道され、「酸素カプセル」は一躍、注目の的となった。当時は「ベッカムマシン」や「ベッカムカプセル」という呼ばれ方もしたようだ。以降、スポーツジムやエステティックサロン、病院などを中心に導入が進み、アスリートや一般消費者の利用が増えていったという。
一般家庭での導入が増えだしたのはこの2、3年のことだ。もちろん、もっと以前にも自宅に酸素カプセルを置く人は一定数いたが、それはどちらかというとレアなケースで、プロのアスリートや資産家などに限られていた。わざわざ自宅に置かなくても、利用できる場所がいくらでもあったからだ。それがここにきてなぜ自宅に置く人が増えだしたのか?それには、

①健康に対する人々の意識が高まったこと
②コロナ禍の影響で「酸素カプセル」のある施設が利用しづらくなった

という2つの理由が考えられる。最大手のタイムワールド(東京都中央区)も本紙の取材に対し、

「コロナ禍を機に、個人の方の問い合わせは確実に増えました。コロナ禍以前は、自宅に導入するケースはプロのアスリートなど、特定の層の方に限られていましたが、今はそうではない一般のご家庭でもどんどん導入事例が増えています」

と話す。住宅向けの新しい設備として、今後、ますます注目が集まりそうな気配だ。


 いくつかある酸素カプセルメーカーの中でトップのシェアを誇るのはタイムワールド(東京都中央区)だ。累計販売台数は6000台を超えるという。日本で最初に酸素カプセルを開発した会社としても知られる、まさに名実ともに業界ナンバーワンのメーカーだ。
 製品は大きくカプセルタイプとボックスタイプ、ドームタイプに分類される。その中で、一般家庭度の導入に適しているのは最大2名まで入れる「O2 BOX」(T2-R)だ。基本サイズは幅960㎜×高さ1540㎜×奥行2010㎜。畳にして約2畳分のコンパクトサイズ設計になっているため、リビングや寝室の片隅に設置することも可能だ。内部にテレビを設置することができるため、プライベート空間的に利用したい方にもおススメだ。サイズのカスタマイズも可能で、必要に応じて奥行や横幅を追加することもできる。
 買い取りだけでなく、レンタルで導入することも可能。レンタルの場合、最短1日から利用できるため、「怪我が治るまでの間だけ利用したい」「とりあえず短期間試してみたい」という方にもおススメだ。
 在宅時間が増えた今だからこそ、時間の有効活用の酸素カプセルを利用してみてはいかがだろうか?ご興味のある方は、お近くの全国優良リフォーム会員にお問い合わせ下さい。