アパート・マンション、満室経営の秘訣~好立地、最新設備なのになぜ空室が埋まらないの?~|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
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2023.02.27

アパート・マンション、満室経営の秘訣~好立地、最新設備なのになぜ空室が埋まらないの?~

アパート・マンション、満室経営の秘訣~好立地、最新設備なのになぜ空室が埋まらないの?~
意外と重要な「管理の質」、あなたの物件は大丈夫ですか?

 部屋探しにはさまざまなポイントがあります。すぐに頭に思い浮かぶのは、賃料や立地、間取り、設備などですが、実は最近そうした諸条件と同じくらい重要視されるようになっているものがあります。それは「管理」です。どんなに駅から近くても、どんなに良い設備が揃っていても、管理がいい加減な物件は入居率がなかなか上がりません。今回から3回わたり、入居者に好印象を与える管理のポイントについて解説していきたいと思います。

「まさに理想の物件だと思って内見を申し込んだのですが、現地でマンションの入口の脇にある自転車置き場の状況を見てすごくガッカリしました」

みなさんは、自転車で溢れかえったマンションの駐輪場を見かけたことはありませんか?見たことがあるという方はおそらく、ネガティブな印象を受けたのではないでしょうか?興味があって内見に来た方も、良い印象を受けないはずです。「たかが駐輪場だろう」と思う方もいるかもしれませんが、自転車が乱雑に置かれた駐輪場は「管理がずさんだ」というイメージに直結します。最悪の場合、入居率を下げる要因になってしまうこともあります。駐輪場の整理整頓は、みなさんが思っている以上に重要なのです。
 駐輪場が乱れる原因はいくつかあります。よくあるのが、以前住んでいた入居者が、自転車を置いたまま引っ越してしまうケースです。1台、2台ならまだしも、何台も重なると、あっという間に駐輪場から自転車が溢れかえります。現入居者が停めるためのスペースの確保すらままならなくなくなり、クレームに発展することもあります。
 また、隣のマンションの住民が勝手に駐輪場に自転車を停めているケースもあります。最近のマンションは、オートロック付きのエントランスを通らないと駐輪場に行けないようになっているため、入居者以外の人が勝手に自転車を止めることはできません。しかし、少し古いマンションになると、部外者が自由に出入りできるところに駐輪場が設けられていることが多いため、無断駐輪が少なくありません。
 まずは駐輪場の状況を確認してみて下さい。もし、自転車が溢れかえっていたら、まずはどの自転車が現在の入居者のものなのかはっきりさせる必要があります。その上で関係のないものは撤去して下さい。これをするだけでも状況はかなり改善します。ただし、これは一時的な対策なので、定期的に見回りするか、もしくは駐輪場が簡単に乱れないようにするための対策を行う必要があります。
 もし駐輪場が部外者でも簡単に立ち入れるような状況であれば、ゲートなどを設けて入居者以外が利用できないようする必要があります。これは、自転車の盗難を防止する意味でも効果的な対策です。ただし、ゲートを設置するとなるとタダというわけにはいきません。当然、相応の投資が必要になります。また、ゲートを設置するためのスペースも必要です。構造的にゲートの設置ができないこともあるでしょう。その場合、最低限自転車を整理整頓できるようにするために、駐輪機を設置するようにしましょう。
 あまり日長をかけたくないという方には、自転車管理シールがおススメです。自転車を所有する入居者全員に専用のシールを配布し、シールのない自転車は不法に置かれた自転車だと判断して撤去すれば、すぐに駐輪場はきれいになります。毎年新しいシールを配布すれば、以前住んでいた入居者が放置していたものかどうかも一目で判別できます。シールは1枚100円程度で購入できるので、大きなマンションでも負担はわずかで済みます。
 駐輪場の管理は簡単なようで意外と手間がかかるため、ついついおざなりにされがちです。しかし、杜撰に管理していると大きなしっぺ返しを食らいます。もしもご自身で巡回するのが大変なのであれば、定期清掃の業者に頼んで、清掃の度にちょっと様子を見てもらっておくだけでもずいぶん状況は改善するはずです。全国優良リフォーム会員は、不動産業に精通しています。マンション管理、賃貸経営に関するお悩みがある方は、一度相談されてみてはいかがでしょうか。