初めての株式投資~杉原杏璃さんに聞く(第4回)~|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
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2018.04.09

初めての株式投資~杉原杏璃さんに聞く(第4回)~

初めての株式投資~杉原杏璃さんに聞く(第4回)~
~投資を始めた理由…投資だけが投資じゃない~

 投資スタイルというのは、育ってきた環境に左右されることも多い。今まで、冷静に投資をされてきた杉原さんは、どんな生活環境で育ってきたのだろうか?

-今回は、杉原さんの私生活のことを少し聞かせて頂こうと思います。まずは株を始めるきっかけについてですが、ご両親さんは株などの投資はされていたのですか。
杉原 父がずっとやっていたので、漠然と株ってそんなに怖いものじゃないのだなと思っていました。だからと言って買い方をこっそり見ていたりとか、教えてもらったりとかは一切ないのですけど。
-杉原さんの投資目的は何ですか。儲かったお金で洋服を買おうとか、ブランド買おうとかあるのでしょうか?それとも着実に貯金していこうというタイプなのですか。
杉原 20代後半あたりから少し利益が出るようになって、その時からいつか実家にお家を買おうと思うようになりました。それはもう30歳の時に実現できたので、第一段階の目標は達成しました。今は二軒目を建てたいなと思っていて、ちょうど広島で不動産屋さんと打ち合わせなどをしている段階です。女性だからなのか貧乏性だからなのか、大きい物は全てそれで買って残したいと思ったりしますね。

 株を始めるきっかけは、毎月の家計の足しやボーナス代わりなど、貯蓄目線である場合が多い。しかし、いったん儲かりはじめると本来の目的を忘れて、目的がいくらまで稼ぎたいという具合にお金儲けになる。杉原さんの「2件目の家を建てる」というのは、当初の目的からブレておらず、理想の投資結果と言えるのではないだろうか。

杉原 広島におじいちゃんが残してくれた土地があるので、もったいないのでそこに建ててみたいですね。
-いずれは広島に戻ろうと考えているのですか。
杉原 そうですね。育った場所だし、子供の頃からの友達が回りにいるっていうのはやっぱり落ち着きますね。こっちには芸能関係の友達しかいないので。

 地元のことを思い出したからなのだろうか、自然な微笑で高層ビルの窓から外を眺めていた。次回、「家族のお金の管理誰がする?」につづく 


杉原杏璃(すぎはら・あんり) 広島県福山市出身 
2003年デビュー以来、女優・タレント・グラビアとマルチに活躍。株式投資で成功を収めており、2015年には「財テクタレント」及び「株ドル(投資アイドル)」と呼ばれる。2012年、広島県観光秘書に就任。2015年に発表した自伝的小説『…and LOVE』が、2017年に自らの主演で映画化。2017年1月には、『Last Kiss~杉原杏璃ファイナルイメージ』で最後のDVDを発売。

インタビューアー 住生活新聞 金融・投資政策部。1973年生まれ 株式・商品先物・不動産・金融取材を専門とする。証券会社に就職後、都市銀行の金融派生商品や債権処理を請負う。2015年から住生活新聞 金融・投資政策部 主任。