相続不動産相談所「低投資でできる貸農地」|空室対策|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
豆知識

2018.05.07

相続不動産相談所「低投資でできる貸農地」

相続不動産相談所「低投資でできる貸農地」
短期的な事業にも最適

 「相続で親族と揉めているからすぐに売れないし、建物も建てることができない」「また、祖母が生きている間は売らずに残しておきたい」など、さまざまな々な理由で、相続した土地を有効活用できていないという方は多いのではないでしょうか?今回はそんな時に、短期間で収益を上げることができる「貸農地」についてご紹介したいと思います。
土地の活用法と言えば、アパートやマンション、ビルなどを建設したり、コインパーキングにするなどの方法が最もポピュラーです。しかし、こうした事業は、そこに需要があってはじめて成り立ちます。需要がないのにやってもまったく儲かりませんし、税金すら払うことができない可能性もあります。特に数千万円の投資が必要なアパート・マンションなどを建ててしまった場合は、いずれ借入金の返済ができなくなってしまうかもしれません。土地を活用するのであれば、税金を支払ったり、借入金の返済をしたうえで、さらにいくらかの手残りがあるような事業を選択するべきではないでしょうか。
 今回、ご紹介する「貸農地」は、アパート・マンションや駐車場の経営には向かないような土地でもできる新しい事業です。まずはメリットを見ていきたいと思います。
一つ目は、都心から離れている賃貸経営に向かない土地でもできることです。アパート・マンションはもうだいぶ前から飽和状態で、新築したての物件ですら満室にならないことがあります。一方、貸農地はどうかと言うと、健康志向の高まりで需要が飛躍的に高まっています。身体の健康を維持するためには日々の運動が欠かせませんし、新鮮な食べ物を採ることも大切です。農業であればこの2つをまとめてすることができます。最近は農地を貸し出す自治体が増えていますが、ほとんどの場合は抽選で、倍率が非常に高くなっています。アパマン経営よりも安定して収入を得ることができます。
 また、何もしなくても収入が得られる点もメリットの一つです。雑草を抜いたり、土を耕したりするのはすべて借り手が行いますので、自ら農地の手入れをする必要はありません。
 建物を建てたりアスファルトで舗装したりするわけではないので、短期的な事業にも適しています。「場所が良いのでいずれはマンションを建てようと思っているが、景気が悪いのでしばらく様子を見たい」という場合に良いかもしれません。
 活用の手段がないのであれば売却してしまえば済む話ですが、先祖代々受け継いできた土地を手放すのは簡単なことではありません。郊外の土地であっても税金以上の収益を生み出せる可能性がある「貸農地」、活用方法でお困りの土地がある方は一度検討してみてはいかがでしょうか。