ここまで進化した建物診断 ドローン赤外線診断で一目瞭然|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
豆知識

2019.01.21

ここまで進化した建物診断 ドローン赤外線診断で一目瞭然

ここまで進化した建物診断 ドローン赤外線診断で一目瞭然
建物診断のプロに聞く

 大切な資産である家の美観を長く維持していくためには、定期的に外壁の診断を行い、必要に応じてメンテナンスや修繕を行っていかなければなりません。以前であれば足場を組んだりで大がかりだった点検作業も、今ではドローンを使うことで短時間で、しかも効率的に行うことができます。今回はドローンを使った点検サービスの最前線を取材しました。

「外壁のタイルの一部が剥がれ落ちている・・・」
「このところ大雨が続いているけれど、屋上の防水は大丈夫だろうか・・・」
「壁を触ったら指先に白い粉が付いた・・・」

 建物の外壁は常に風や日射にさらされているため、少しづつ劣化が進んでいます。どんなに良い塗料や高級な外装材を使っていても、いずれは必ずメンテナンスが必要になります。特に最近は猛暑や豪雨、大雪など、異常気象が続いています。「うちは大丈夫」と思っていても、建物が傷んでいる可能性は十分にあります。もしもヒビや亀裂があると、雨水がそこから建物の内部に浸み込んで、躯体を弱らせます。そうなると、ちょっとした揺れただけで亀裂がさらに大きく広がったり、タイルなどの外装材が剥がれ落ちたりします。みなさんも一度は、「ビルから剥がれ落ちたタイルで人が怪我をした」というニュースを耳にしたことがあるのではないでしょうか。事故を防ぐためにも、少しでも異常を感じたら、まずは専門の業者に相談してみることをお勧めします。
 建物診断と言えば、かつては打診棒を使った調査が主流でしたが、最近は最先端のドローンを使ったサービスが大きな注目を集めるようになっています。東京近郊で赤外線サーモグラフィ搭載ドローンを使った建物診断サービスを行っているA社は、今年だけでもすでに30件の調査を行っています。ドローン建物診断サービスのメリットについて伺いました。

-従来は、打診棒を使って打音の高低で建物の異常個所を調査していました。赤外線サーモグラフィを使うことで、調査の精度はどの程度向上するのでしょうか。

A社 高解像度のカメラを搭載しているので、ミリ単位の細かなヒビも見逃しません。

-マンションやビルなどの高層建築物の調査には足場やゴンドラが必要です。その分、診断費用が高額になるため、やりたくてもできないという方が多くいました。

A社 足場を組むと、それだけで費用は数十万円アップします。おまけに組み上げと解体に数日かかるため、調査には1週間程度かかっていました。一方、ドローンの場合は必要がなく、さらにその日のうちに作業に取り掛かれるので、早ければ数時間、長くても2、3日で調査は完了します。これだけでも大幅コスト削減ができます。

-建物診断において最も難しいのが、雨水の侵入経路の特定です。

A社 躯体内部の状況については赤外線サーモグラフィカメラを使って行います。温度によって状況が一目で分かりますので、従来の方法のように時間はかかりません。雨水がどこからどう経路で侵入しているのかも、すぐに分かります。計測したデータは熱画像と処理し、分かりやすいデータとして提示することができます。

-足場を組んでもいけないような場所も調査できるのですか。

A社 どんな場所でも大丈夫です。小回りが利くので、侵入の難しい場所であっても、問題なく調査することができます。高層ビルの外壁の浮きなども、見逃すことなく発見することができます。

-どんな外装材でも調査できるのですか。

A社 タイルやモルタル、コンクリートなど、あらゆる外壁の調査が可能です。

 建物の資産価値を守るために、定期的な点検と修繕は不可欠です。赤外線サーモグラフィを使ったドローン診断にご興味をお持ちの方は、お近くの全国優良リフォーム会員にご相談ください。