押切もえさん特別インタビュー(第7回)「人としての魅力を磨く」|対談|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
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2019.01.28

押切もえさん特別インタビュー(第7回)「人としての魅力を磨く」

押切もえさん特別インタビュー(第7回)「人としての魅力を磨く」
よく笑い、よく食べることこそ美の秘訣

 話を始めてからもう数時間。-押切さんは人を幸せにする不思議な魅力がある-そんなことを考えていた。その理由は、自分ではなく相手方を主体にして話すからだ。常に相手ことを考えて話をする。だから心地良く、聞いている方は温かい気持ちになるのである。

-年齢を重ねて良かった点と悪かった点はありますか。

押切 良かった点は、やはりお洒落とか生き方の幅が増えることですね。経験が増えますしクヨクヨしなくなるし。

-モデルとしての見せ方も変わるのでしょうか。

押切 変わりますね。例えばシンプルなドレスとか、飾りが何もないワンピースを着たときに、素材の良さとかが分かったりすると素敵なんですよね。若い時は若い時の良さがあって似合う服もあるし、それを大人が着ると痛々しくなったりとか。

-その辺りの見せ方とか、自分の中でも変わったなと実感することはあるのですか。

押切 まだまだですね。でもこういう大人っぽい服も着れるようになったなとか、私服で感じる時はありますね。あとは、シンプルが似合うようになったのは楽ですね。
悪い点は、寝不足だと目の下にクマができて大変なことですね。でも何でもバランスを取りつつですね。

-綺麗でいられる秘訣とかはありますか。

押切 よく笑って美味しいご飯を食べていることですね。芸能のどんなジャンルの方もそうですけど、若い方は好きなことしているなと思うんです。やっぱり好きなことするのは大事ですよね。

-話しを聞いていると、とても自然に笑っていますよね。そういう生き方であればストレスも溜まらず、とても気持ちよく生活を送れそうです。

押切 やっぱりそれが大事ですよ。私はそれのバランスが崩れているときは、厚化粧になったりとか、そんな食べてないのになぜか太ったりとか、体のラインがずれたりとかありましたね。

-本業以外にも色々なことをされていますが、児童書を書こうと思ったのはどのような心境の変化があったからですか。

押切 鳥取の方に恩返しをしたいというが一つ。あと、私自身障害を持った方と長い時間を通して感じたものとか学ばせてもらったことが沢山あるので、それを何か作品にしたいなというのがありましたね。

-以前に出版された本の、一番の見どころを聞かせていただいてよいでしょうか。

押切 小学3年生の女の子が主人公です。人見知りで臆病で、怖いものがたくさんあった女の子が、夏休みの経験を通して青春をしていく話しなんですけど、夏休みの思い出とかを思い出したりしてもらったりとか。あとはそのままでいいというか、メッセージとしてみんなと違っていいという話しです。
 私自身、小さい頃は周りの友達と同じようなリアクションができなかったり、内気で悩んだ時期があったのですけど、そういう自分もいいんだよっていう。その代わり、自分の好きなことを見つけてやってみてねというメッセージが入っているので、大人の方にも読んでもらって、懐かしんでいただいたり、思い出していただけたりしたら嬉しいです。

 あっという間の対談だった。上辺だけでない、経験に裏付けされた言葉の重みがあるから魅力的なのだ。そしてまた数年後話を聞きたいと思った。