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2020.08.24

今すぐ試したいお手軽リフォーム術~コロナで注目のテレワークリフォーム~

今すぐ試したいお手軽リフォーム術~コロナで注目のテレワークリフォーム~
階段下、ウォークインクローゼットのデッドスペースを活用

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの企業が採り入れたテレワーク。その実用性の高さから、混乱が収束した後もテレワークを続ける会社が増えています。しかし一方で、ビジネスマンたちの間からは

「テレワークはありがたいのだけれど、仕事に集中できるようなプライベートスペースは自宅にはない」
「一時的だからリビングでできたけれど、今後もとなるのであれば書斎が欲しい・・・」

というような声が聞こえてきます。考えてみれば、テレワークを行うための個人的な空間があるというお宅は、そう多くないのではないでしょうか?リビングや寝室だとリモート会議や打ち合わせの際に部屋の様子が画面に移り込んでしまうため、できれば専用のスペースが欲しいですよね?今回は、デッドスペースなどを使ってテレワークのためのスペースを作った事例をいくつかご紹介したいと思います。

 意外と使いづらいスペースの代表格として挙がるのは、階段下のデッドスペースです。階段がある関係で上部が斜めになっているため、高さの収納家具などを置くことができないため、やむを得ずそのままデッドスペースとして放置しているか、良くても箱モノを積み上げる程度になっているというお宅が多いのではないでしょうか?ここに子供の部屋を作ることはできませんが、仕事のための作業机だけで構わないテレワークのためのプライベート空間なら十分です。机は、ピッタリ収まるものが見つかれば良いのですが、ない場合は造作になります。扉を設置すると、空間に圧迫感が出てしまうためロールスクリーンやパーティションなどを使って代用するようにしましょう。こうしておけば、暑い日もリビングのエアコンの空気をうまく取り込むことができます。照明器具やでコンセントなどの取り付けなどを含め、かかる予算は10万~20万円程度となります。
 広さに余裕のあるパントリーやウォークインクローゼットがあるというお宅は、その一部を活用してテレワークスペースを作ってみてはいかがでしょうか?階段下を利用するよりもスペースに余裕がある分、作りやデザインにこだわれるはずです。もともと空調があるのであれば必要ありませんが、なければ2~4畳対応の小型エアコンを取り付けましょう。費用は机と収納棚の造作、壁紙の施工、照明器具とエアコン設置などを含めておおよそ30万~40万円といったところです。
 リビングの一角に収納棚を設置して、死後町のスペースとして活用することもできます。リビンであればコンセントやエアコンはもともとあるので、改めて設置する手間が省けます。ただし、これだけだとリモート会議などをする際に、部屋の様子が丸々映り込んでしまうため、折り畳みの可能なカーテンやパーティションを取り付けることをお勧めします。仕事中以外の時間は畳んでおけるので、リビングのスペースもそれほど圧迫しませんし、不要鳴ったら簡単に撤去することもできます。費用は棚とカーテン、もしくはパーティションの設置で10万~15万円が目安です。
 押し入れをそのまま仕事のためのスペースとして転用する方法もあります。最初に中にある棚を撤去して、新たに机と収納棚を造作し、コンセントを取り付ければ完成です。専用のエアコンが欲しいという方は、小型タイプのものを設置しましょう。もともと襖があるので、空間仕切るためのパーティションなどは必要ありません。かかる費用はすべて合わせて15万~20万円といったところでしょう。
 こちらで紹介したのはほんの一例です。他にも使っていないトイレを利用したり、棚の一部を改修して作業机にするなど、テレワークスペースはアイデア次第で色々なところに作ることができます。費用を抑えたいという方はホームセンターなどで調達できる材料を使った自主製作することもできますが、コンセントや照明の設置が必要な場合は、プロの業者に頼むことをお勧めします。新しい時代の働き方に対応したテレワークスペースに関するご相談は、お近くの全国優良リフォーム会員まで。