今からでも間に合う! 小額投資でできる空室対策|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
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2021.03.15

今からでも間に合う! 小額投資でできる空室対策

今からでも間に合う! 小額投資でできる空室対策
コロナ禍でも効果てきめん!入居者ウケする10万円以下の設備投資

 2021年の繁忙期も、あとひと月ほどで終わろうとしています。新型コロナウイルスの影響で、賃貸業界は依然として厳しい状況が続いていますが、みなさんのアパート・マンションの入居率の方はいかがでしょうか?例え厳しくても、まだ諦めるのは早いです。今からでも間に合う空室対策をご紹介します。

「内見の申し込みが例年の半分くらいしかない。その上、似たような状況の物件が多いから、なかなか契約に至らない。今年も昨年同様、満室にするのは難しいかもしれない・・・」

「去年はコロナの影響で中途半端な時期の退去が多かった。やっと来た繁忙期なのに人の動きが全然ない・・・」

「問い合わせは来るものの、家賃を下げられないかというものばかり。コロナの影響でただでさえ空室が増えているのに、家賃まで下げたらそれこそ経営が破綻してしまう・・・」

 長引くコロナ禍で、経営状況がひっ迫している賃貸オーナーが増えています。物件の売却を検討しているという方も多く、賃貸業界は過去に類を見ないほど、厳しい状況にあります。
 しかし、そこに物件がある以上、何もせずに、ただ毎日を無駄に過ごすわけにはいきません。祈っているだけでは、部屋は埋まりません。借入金の返済が済んでいるのであればまだしも、そうでない場合は、家賃収入がなくなれば、待っているのは経営破綻です。最悪の事態を避けるためにも、一戸でも多く部屋を埋めるために、努力をし続けなければなりません。
 空室を埋めるためには設備投資が不可欠です。ただ、新型コロナウイルスの影響で空室が増えている現状を考えると、思い切った投資はなかなかできません。投資額が少なく、それでいて効果の大きいものを選ぶ必要があります。
 まずおススメめしたいのは「インターネット無料設備」です。今や、スマートホンや携帯電話は生活に欠かせない必需品となっていますが、その一方で、通信料の高さに頭を悩ませている方は多くいます。一応、大手キャリアは利用料の引き下げに動いていますが、それでも通信のために毎月、数千円の負担は、入居者、中でも学生などの若い世代には、決して小さくありません。それだけに効果はてきめんです。以前であれば、配線工事が不可欠だったことから、導入には100万円を超える投資が必要な場合もありました。しかし今は、工事不要のWi‐Fiがありますので、設置費用はほとんどかかりません。中には、戸当たり月額2000円以下で利用できるサービスもあります。費用対効果を考えれば、いの一番に導入するべき設備だと言えるでしょう。
 次におススメなのはアクセントクロスです。部屋の一面だけを色や柄の入った壁紙にするだけで、印象はかなり変わり、内見時に印象が残りやすくなります。最近は量産クロスと大して値段の変わらない壁紙もたくさんありますので、費用負担はそれほど気にならないと思います。入居契約の際に、入居者にデザインを選ばせるサービスを採り入れるオーナーも増えているようです。
 一部のオーナーの間で最近はやっているのが、プロジェクター機能付きの照明設備を使った差別化です。プロジェクターと聞くと高額なものを思い浮かべがちですが、照明の機能が付いているにもかかわらず、10万円程度購入できるので、管理費を少し上げれば、1、2年で回収することができます。別売のチューナーを使えばテレビも観ることができます。
 室外に目を移すと、24時間使えるゴミ置き場というのも、最近、需要が増えているようです。他にも、マイクロバブルの出るシャワーヘッドやキッチン用水栓、駐輪機など、10万円以下でできる空室対策は、意外と多くあります。コロナで経営が厳しいからといって財布のひもを固くしていたのでは、入る入居者も入ってきません。こんなときだからこそ、積極的な投資が求められているのです。空室対策でお悩みの方は、お近くの全国優良リフォーム会員にご相談下さい。