まだ間に合う!夏の暑さ対策=窓リフォームのススメ~|リフォーム|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
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2021.05.17

まだ間に合う!夏の暑さ対策=窓リフォームのススメ~

まだ間に合う!夏の暑さ対策=窓リフォームのススメ~
ご存知ですか、外部の熱の70%は窓から入ってくることを!

「コロナが収まらない以上、今年の夏は家で過ごす時間がまた増えそうだ。冷房費がかさむかもしれないな・・・」

 夏が近づいてきました。6月に入ればとたんに湿度が高くなり、少しずつエアコンなしでは過ごせない日が増えていきます。平時であれば、仕事や学校で日中を家で過ごすことが少ないため、電気代はそれほど気になりませんでしたが、今はコロナ禍の最中です。おのずと外出が減るため、夏場の電気代が心配です。今回は、夏に涼しく、それでいて財布に優しいリフォームをご紹介します。

(本文)
 「一日中エアコンをつけっぱなしなのに、家の中がイマイチ涼しくならない。一体どうすれば快適に過ごせるんだ」

 なぜエアコンはがんばっているのに、部屋の中が涼しくならないのでしょうか?もちろん、エアコンの性能の問題もあるかもしれません。型式の古いものだと、汚れや経年で、どうしても効きが悪くなりますし、電気は食うわ、音はうるさいわで、気持ち的にも涼しく感じる余裕がなくなります。とはいえ、一番の原因はやはり家にあることがほとんどです。
 みなさんは、ご自宅の断熱性能について考えたことはありますか?断熱性能の低い家は、熱を遮断することができないため、外部の熱気がどんどん部屋の中に入り込んできてしまいます。当然、エアコンでいくらがんばって涼しくしようとしても、なかなか涼しくなりませんし、仮になんとか涼しくできたとしても、スイッチを切った途端、すぐにもとの状態に逆戻りしてしまいます。つまり、エアコンの利きを良くするためには、何よりもまず家の断熱性を上げなければならないというわけです。
 ここで問題になるのが、どこをどうリフォームすれば家の断熱性能が上がるのかということです。ご存知ない方も多いともいますが、実は外部の熱は大半が窓から入り込んできます。その割はなんと70%以上。イメージ的には、直射日光をモロに受ける屋根が一番多そうですが、屋根から屋内に入り込む熱の量はわずか6%程度しかありません。つまり、「窓回り」の断熱性を上げることが、夏場快適に過ごすための一番の近道だということになります。もちろん、まとめて壁も断熱した方が効果はさらに高まります。ただし、壁に断熱材を仕込んでいくとなると、工事はそれなりに大掛かりになります。家全体をやるとなると、最低でもひと月くらいは時間がかかります。夏はもうすぐそこまで迫っているのに、正直なところ、そこまで時間的な余裕はありませんよね?そう考えると、やはりまずは窓のリフォームをする方が良いでしょう。
 それでは、窓回りの断熱性を上げるにはどうしたらよいのでしょうか?もっとも簡単なのは、既存の窓の内側に、新たに内窓を取り付けて二重サッシ化する方法です。この方法であれば、窓をいったん建具ごと外す必要はありませんので、早ければ数時間で取り付けが完了します。現在、各メーカーから発売されている商品はどれも取り付けが簡単なため、施工費も安く済みます。ただし、基本的に既存の窓はそのまま利用するので、見た目が若干、アンバランスになることがあります。
 もちろん、窓をまるごと新品のペアサッシに交換しても構いません。ただ、コストや施工時間を考えると、あまりお勧めはできません。
 「そこまでお金をかけたくない」という方には、シェードがおススメです。これだけでも太陽の熱を相当遮断してくれるので効果はあります。使わない時は収納しておけるので、見た目もスッキリします。
 今年の夏を快適に過ごせるかどうかは、窓のリフォーム次第です。みなさんもこの機会に一度、窓のリフォームを検討してみませんか?ご相談はお近くの全国優良リフォーム会員まで。