闘将野村~弱小企業を一流へと導く新経営理論(第20回)|著名人|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
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2021.08.02

闘将野村~弱小企業を一流へと導く新経営理論(第20回)

闘将野村~弱小企業を一流へと導く新経営理論(第20回)
09 天才と凡人②

-選手として一流だった監督もいれば、選手として大成しなかった監督もいるわけですよね?

野村 名選手必ずしも名監督ならずという場合もあるじゃん。

-それは何が違うのでしょうか?

野村 苦労じゃない?名選手じゃない人は苦労してるじゃん。名選手は長嶋を筆頭に、天才的な人が多いよ。バッティングにしても何にしても、苦労してないから指導する時に影響するよね。「お前、こんなこともできないのか!」ってなるんだよ。できないものはできないんだよね。

-天性の際がある人にはそれが分からないんですね。

野村 天性の人には分からないんだよ。だから名選手だった人はそう言う人が多い。自分の尺度で物事を判断しているから、やっぱりできないものはできない。教え方のレベルまでいかないんじゃない。彼らにとって、そんなことは悩むことじゃないんだよ。

 野村監督の話は、「天性の天才と思うライバル社長を超えるにはどのようにしたら良いのだろうか?」という問いの解決になるかもしれない。
 そう、天性の人よりも自分はできない人間であるということを知っている。だから、同じ境遇の人の気持ちがよく分かるということだけですが・・・