「他にはない個性的な照明で部屋をオシャレな雰囲気にしたい」
照明器具は部屋をオシャレに演出する上で欠かすことのできないアイテムの一つです。しかし、一流デザイナーの手による照明器具は確かに個性的かつずば抜けてオシャレである一方、一つで十万円を超えることも珍しくなく、気軽に購入できるものではありません。オシャレであるにもかかわらず価格は手頃、そんな照明があれば、きっと誰もが喉から手が出るほど欲しいのではないでしょうか？
今回はそんな需要に応える「オリンピア照明」という企業についてご紹介したいと思います。
創業は1966年。日本を代表する老舗照明メーカーである同社は、これまでに住宅向け、商業施設向け、施設向け等々、さまざまな分野の商品製造を手掛けていきました。照明器具メーカーはいくつもありますが、特定のジャンル・カテゴリーに捉われることなく、総合的に製品を手掛けているという点で、同社はかなり稀有な存在だそうです。
「え、50年以上の歴史がある会社なのに今まで聞いたことがない」
意外だと思いませんか？ここまでの説明を読んで、そう感じた方は多いはずです。しかし、それは仕方のないことです。とういうのも、同社は創業から長年にわたり、大手家電メーカーや照明器具メーカーから依頼を受けて、OEMという形で製品の供給を行うことに徹してきた会社だからです。ただし、OEMといっても、よくある下請企業のように、言われたものを作るだけの会社とはわけが違います。同社はデザインから企画の提案、材料の調達などを総合的に手掛け、さらに新潟工場に加え、照明メーカーとしては珍しく、中国とベトナムといった海外でも自社工場を稼働させています。これまで多くの企業から依頼を受け、裏方に徹しながらいくつものヒット商品を世に送り出していますが、OEMという性質上、ここで具体的な製品をご紹介できないのが残念です。
とはいえ、何も製品を紹介できないのでは、ここで同社を取り上げる意味がありません。もちろん、ちゃんと紹介できる製品をもあります。それが今から8年ほど前に、同社が自分達の技術力、企画力を一般消費者の方にも知ってもらいたいという想いで立ち上げた自社ブランド「MotoM（モトム）」の製品群です。
「モトム」では、いくつかのシリーズを展開していますが、すべてに共通しているのが、デザイン面あるいは機能面において、他の住宅設備・照明メーカーの製品にはない特徴を持っているという点です。しかも「デザインが奇抜」とか「ニッチ」というのではなく、流行を先取りし、数年後に確実に需要が増えそうな製品だけを厳選して展開しているというのだから驚きです。現在、「モトム」で展開する製品は約500種類にもなるそうです。
住宅でも使用できる製品をいくつかご紹介します。まずは「ミラーライト」シリーズです。これはもともと日本ではほとんど流通していなかったタイプの照明で、最近になって住宅やホテルなどの洗面室、駅のトイレなどに採用されるケースが増えているそうです。
今、もっとも同社が力を入れてプッシュしているのは「リーディングライト」と呼ばれる、主にベッドの枕元などに設置して利用する照明です。丸型、角形など、さまざまなタイプの製品がラインナップされていますが、中でも特に人気なのは使わないときは折り畳んでフラットな状態にできる収納型だそうです。これなら布団交換の際も引っ掛かって邪魔になることがないので、とても便利です。現在は、ホテル関係からの引き合いが多いとのことですが、もちろん住宅にも導入できます。他にも、全体が均一に光るLEDなど、他にない製品が数多くラインアップされています。
今回取り上げた製品は「MotoM」のブランドサイトから注文できる他、南青山のカフェを兼ねたショールームで実物を見ることもできます。また、一部の製品については家電量販店などでも販売されています。ご興味のある方は、一度お近くの全国優良リフォーム会員にご相談下さい。
