売上コミットコンサルタント「とみたつづみ」の起業の教科書~第23回~|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
豆知識

2023.09.11

売上コミットコンサルタント「とみたつづみ」の起業の教科書~第23回~

売上コミットコンサルタント「とみたつづみ」の起業の教科書~第23回~
売上を伸ばすためには、いかにしてお客様を増やしていくかが重要になります。今回からさまざまなツールを使った集客術について解説していきたいと思います。第1回目は「X」、少し前まで「Twitter」の名で親しまれていたSNSツールです。

 X(Twitter)で集客しようと考えている、集客ツールとしてX(Twitter)を使っているけど思うように結果が出ていないという方が知っておくべきことをすべてまとめました。

X(Twitter)で集客を成功させるコツ13選 

①X(Twitter)を使う目的を明確にする
 まず、X(Twitter)を使う目的を明確にしましょう。目的によって発信内容は変わるからです。例えば、こんなものが考えられます。

•認知拡大
•ファンを増やす
•アメブロに誘導する

使用目的が決まったら、それを達成できるようにX(Twitter)を運用しましょう。

②プロフィールで専門性をアピールする
 あなたのツイートを見て気になった人はプロフィールに飛ぶはずです。そのときにフォローしてもらえるよう、プロフィールを見たらあなたが何の専門家なのかが分かるようにしておきましょう。あなたの専門性が分かれば、それを求めている人の目に留まり、興味を持ってもらえます。また、プロフィールには「3ヶ月で10キロ痩せる情報を発信中」というように、フォローするメリットを書いておくと、よりフォローされやすくなります。

③競合のフォロワーをフォローする
 X(Twitter)は自分から行動しなければなかなかフォロワーは増えません。では具体的にどうすればいいかというと、個人の起業家の場合はライバルのフォロワーをフォローしましょう。競合をフォローしているということは、あなたの商品やサービスにも関心を持つ可能性が高いからです。このとき、ライバルのアカウントに「いいね!」やリツイートをしている人を優先的にフォローすれば、あなたのツイートへの反応が増えるはずです。

④有益な情報を惜しみなく発信する
 X(Twitter)ではターゲットの悩みを解決できる有益な情報を惜しみなく発信しましょう。SNSで集客するとき、どこまで情報を出すか迷う起業家は多いです。「すべてを出してしまうとそれで満足されそう」と考える方もいるかもしれませんが、発信している内容が役に立つものでなければ、あなたから商品を買いたいとは思いません。むしろ、惜しみなく出している人の方が「この人の有料のサービスはもっとすごそう!」と思われ、購買意欲を高めます。

⑤定期的に投稿する
 X(Twitter)で集客に繋げるには定期的に投稿するのがコツです。なぜなら、ユーザーのタイムラインには新しいツイートがどんどん流れてくるので、あなたのツイートを必ず見るとは限らないからです。そこで、頻繁に投稿して、目に留まるチャンスを増やしましょう。

⑥1ツイート1メッセージにする
 X(Twitter)で発信するとき、1ツイートに1つのメッセージだけを入れましょう。一度に色々な話題を入れてしまうと、読んでいる人は結局何が言いたいのか理解できないからです。

⑦共感できる内容を書く
 ユーザーが共感できるような内容を発信しましょう。読み手の感情を揺さぶり、多くのいいねやリツイートをもらえると、ツイートが拡散されやすくなります。次のようなポイントを押さえたツイートは特に共感されやすいです。

•あるあるネタ
•過去の失敗談
•感動話
•面白い体験

⑧ターゲットがよく利用する時間に投稿する
 ビジネスのターゲットがスマホを利用する時間帯を意識してツイートしましょう。ターゲットがアクティブな時間にツイートすることで投稿が埋もれにくくなるからです。どの世代でも21時付近に使う人が多いですが、主婦は家事育児が一息つく午後にスマホを触る人も多く、ターゲット層によってアクティブな時間は異なります。あなたのターゲットはどの時間帯にX(Twitter)を見ていますか?

⑨見込み客を教育するメディアに誘導する
 X(Twitter)は拡散機能があるため、認知を広げる方法として非常に使えます。ただし、一度に投稿できる文字数が少なかったり、過去のつぶやきがどんどん下に流れてしまったりすることから、見込み客を教育するのには向いていません。
そこで、X(Twitter)からアメブロなど、見込み客を教育できるメディアに誘導する導線を作りましょう。プロフィールにURLを貼り付けておけば気軽に飛んでもらえますよ。

⑩お店ではなく個人として発信する
 お店を持っている起業家さんはお店のアカウントではなく、個人のアカウントとして発信するのが集客のコツです。なぜかというと、企業やお店からフォローされると宣伝されていると感じ、フォローを返さない人が少なくないからです。
アイコンはお店のロゴではなく個人の写真にし、名前もお店の名前ではなくあなたの名前を使いましょう。

⑪コメントやDMは丁寧に返す
 コメントやDMには丁寧に返すことであなたへの印象がアップします。特にコメントは他のユーザーも目にするので、丁寧に返信したり、相談に親身になって乗ったりすると、印象が良くなりますし、「自分もコメントしてみよう」と思ってもらえて反応が増えます。

⑫ツイートの反応を分析する
 ツイートをしてしばらくしたら、反応を分析しましょう。「いいね!」やコメントの数、インプレッション数、フォロワーの増加数などを確認しましょう。数字を分析すれば反応がもらえる内容の傾向が分かり、X(Twitter)をより効率的に使いこなすことができますよ。

⑬X(Twitter)広告を利用する
 X(Twitter)広告を利用して自分のビジネスの宣伝をするという方法もあります。X(Twitter)広告ではユーザーの属性や興味・関心に基づいてターゲティングすることができるため、見込み客の元に宣伝を届けやすいです。

X(Twitter)を集客に使うメリット 

①無料で使える
 X(Twitter)は基本的に無料で使うことができます。そのため、事業を始めたばかりで資金に余裕がない一人起業家でも集客ツールとして気軽に使えます。

②フォロワー外にも拡散される
 リツイートされると、その人のフォロワーに投稿が拡散されます。そのため、1つのつぶやきが一度に多くの人に閲覧されることもあり、認知拡大を狙いたい起業家には非常に合っている集客ツールです。

③気軽に投稿できる
 1回のツイートの最大の文字数は全角入力で140字です。そのため、気軽に投稿できるのがメリットです。個人の起業家はアメブロやInstagramなど、他のSNSも更新しながら集客している人が多いので、簡単に投稿できるのは大きなメリットですね。

X(Twitter)を集客に使うデメリット 

①炎上もすぐに広まる
 X(Twitter)は拡散力が高く、認知拡大が狙えるのがメリットですが、その分、炎上しやすいという面もあります。ツイートする前に、炎上してしまう内容になっていないかよく確認しましょう。

②文字制限がある
 先ほども触れましたが、X(Twitter)で投稿できる最大文字数は原則として全角入力で140字です。そのため、長文を投稿することはできず、深い内容の情報を発信するのは難しいです。お客様のお悩みを解決できるような内容を発信したい場合はアメブロなどの長文を発信できる集客ツールを使いましょう。

③投稿が埋もれやすい
 X(Twitter)は下にスクロールしなければいろいろなツイートを見られないようになっているため、投稿が埋もれやすいというデメリットがあります。見込み客のフォロワーに見てもらうためには投稿頻度を多くして、見てもらうチャンスを増やしましょう。

まとめ

 X(Twitter)は拡散機能があり、ツイートがバズれば何万、何十万もの人に見てもらえる可能性があります。そこで、ユーザーが共感して、「いいね!」やリツイートをしたくなるような投稿を作ることを意識しましょう。