今年こそ絶対にやりたい防寒対策リフォーム~床暖房編~|住生活を支える新聞株式会社のWebマガジン
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2023.11.27

今年こそ絶対にやりたい防寒対策リフォーム~床暖房編~

今年こそ絶対にやりたい防寒対策リフォーム~床暖房編~
足元の冷え対策には床暖房がおススメ

 フローリングの床はオシャレで掃除がしやすいため、高い人気を誇ります。しかしその反面、冬は冷たくなるため、スリッパなしで歩くのは非常に辛いものがあります。みなさんも経験があるのではないでしょうか?そこで今回は、空気を汚すことなく部屋を足元から温めてくれる床暖房をご紹介します。凍てつく冬を乗り切るために、是非参考にしてみて下さい。

「暖房を入れても足元がなかなか暖かくならない。手軽に足元を暖かくできる方法はないものだろうか・・・」

 みなさんも冬の朝に、リビングの冷たい床を素足で歩いて身震いした経験があるのではないでしょうか?起床時間の1時間前に暖房を予約しているにもかかわらず、床はなかなか暖かくなりません。それもそのはず、暖かい空気は上に行く性質があるため、冷え切った部屋を暖房器具で暖めようとしても、足元が暖かくなるまでにはかなりの時間が必要です。どうしたら効率良く部屋の中を暖かくすることができるのでしょうか?答えは簡単、床暖房を設置すれば良いのです。
 「床暖房」と聞くと、多くの方が

①既存の建物に導入できるのか後付けができるのか
②いくらくらいするのか
③商品の種類が多過ぎてどれが良いのか分からない

というような疑問を抱かれると思います。これらの疑問を解決するために、まず床暖房の基本について解説します。
 -床暖房は新築時に導入するもの-と思い込んでいる方は意外と多くおられるようです。しかし、それは誤解です。実はリフォーム用の床暖房にもいろいろな種類があります。実際にどんな種類があるのか順番にご紹介します。
 床暖房には大きく分けて2つの種類があります。一つは温水式と呼ばれるもので、これは約60度に温められたお湯を循環させて床を温める仕組みになっています。床の温度は25~30度程度なので、長時間座っていても火傷などをすることはありません。そのためペットのいるご家庭でも安心して導入することができます。
温水式の一番の特徴は、短時間で床を暖めることができることです。奥様方にとっては電気代も気になるところですが、温水式は光熱費が安く、毎日長時間利用しても、それほど家計の負担になりません。複数の部屋で同時に使うご家庭にもおススメです。
 一方でデメリットもないわけではありません。まずはエコキュートやエコジョーズなどの熱源機を設置するためのスペースを確保しなければなりません。もともとあるご家庭は問題ありませんが、ない場合は室外のどこかに設置スペースを確保しなければなりません。スペースを確保できない場合は、残念ながら温水式床暖房を導入することはできません。また、ラニングコストは安いものの、室内に温水を通すための配管工事が必要になるため施工費を含めた初期費用はそれなりにかかります。
もう一つの方式は、電気ヒーター式と呼ばれるものです。特徴は、施工費が安く済むことです。温水式のように熱源機や配管工事は必要ないため、短期間で簡単に設置することができます。
 ただし、施工性に優れているものの、光熱費は温水式に比べるとやや高くなる傾向にあります。一日中スイッチを入れっぱなしにしていたり、複数の部屋で同時に使用する頻度が多いと、月々の電気代はかなりの金額になります。ですので、日中は家に誰もいないことが多く、使うのは朝と晩だけというようなご家庭に向いています。また、キッチンや脱衣場など、狭いスペースでも導入できるため、ヒートショック対策にもおススメです。
 また、電気ヒーター式には、温度センサーが付いたものや、部分暖めができるもの、電気代の安くなる夜間に熱を蓄えて日中に放熱するものなど、優れた機能を持つ商品が多くあります。ライフスタイルに合わせて最適なものを選ぶことができる点も、優れた利点だと言えるでしょう。
 まだ床暖房を導入していないというご家庭は、是非この機会に検討してみて下さい。全国優良リフォーム会員であれば、きっとあなたに最適なプランを提案してくれるはずです。