雨漏りや床の歪み等々・・・、よくある家の欠陥とは?
「最近、郊外に家を買ったのだけれど、住み始めてすぐに1階の窓で雨漏りが発生しました。私たちの使い方が悪かったのか、それとも最初から問題があったのか・・・」
先日、取材を通じて知り合った方から、こんな相談を受けました。耳を疑いたくなるような話ですが、実は世の中には、新築・中古を問わず、何かしらの欠陥を抱えた住宅はごまんと存在します。経年による劣化や想定外の自然災害で破損したのなら仕方ありませんが、中には手抜き工事が原因によるものもあります。みなさんが知らずに欠陥住宅を買わされないように、今回はよくある家の欠陥の見分け方について解説します。
普段、テレビや新聞などであまり報道されることがないためご存じない方も多いと思いますが、実は、建物の施工不良を巡るトラブルは年々増えています。消費者の相談窓口となっている(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターによると、毎年新築関連のものだけでも約2万件、リフォーム関連にものも合わせると3万件を超える相談が寄せられているそうです。中でも特に多いのが、施工を巡って業者とトラブルになるケースだそうです。しかもこの数字はあくまでも相談が寄せられて明らかになったものだけで、実際には潜在的にもっと多くの事案が存在していると言われています。その数は倍かそれ以上だという専門家もいるほどです。数だけ聞いたらとても恐ろしいことです。住宅建築の技術に優れているイメージが強い日本で、これはなかなかに信じがたいことではないでしょうか。もしかしたら、今みなさんが暮らしている家も何かしらの欠陥を抱えているかもしれません。
それでは自宅に不備があるかどうかを見極めるにはどうしたら良いのでしょうか。プロでなくても見極められるチェックポイントをご紹介します。
①雨漏り
実際に住んでみないと気付けませんが、雨漏りは早ければひと月、ふた月ほどでその症状が現れます。分かりやすいのは天井や壁です。シミのようなものが出てきたら、それは雨漏りの可能性が高いと考えてください。押し入れやクローゼットに症状が現れることもあります。屋根裏に入ることができる場合は、購入から1年くらいは定期的に確認することをおすすめします。雨漏りはそのまま放置しておくとカビが発生する原因となったり、ひどい場合、躯体を腐らせることもあるのですぐに対処してください。
②床の不具合
一見フラットに見える床でも、歪んでいたり傾いていたりすることがあります。もっとも簡単な確認方法は、ビー玉などの球体を転がしてみることです。球が転がるようなら、構造自体に歪みが生じている可能性があります。そのまま家具や家電などを置いてしまうと、ちょっとした衝撃で倒れることがあるので、非常に危険です。他にも浮き沈みあったり、軋み音がする場合もあるので、隅々まで歩いて確認するようにしてください。
③窓や扉の開閉不良
扉の建付けが悪かったり、歪んでいて開閉しにくいということは意外とよくあります。窓や扉は必ず、すべて一度開閉状態を確認してください。少しでも引っ掛かる場合は、建付けが悪いか、建物自体に歪みが生じている可能性があります。ひどい場合、使っているうちに開かなくなってしまうこともあるので、すぐに直してもらってください。
④内壁や外壁のひび割れ
建物の基礎部分や床下、天井裏などは、普段は確認しようと思ってもなかなかできない場所です。そのため、できれば家を購入する際に専門家を伴って一緒に確認してもらうのが望ましいです。もしそれが難しい場合は、最低限、自分の目で目視できる範囲でも構いませんので、必ず確認するようにしてください。万が一、ヒビを放置してしまうと、将来的に大きくなった亀裂から雨水が侵入し、躯体の強度を弱めてしまうこともあります。
購入後にトラブルに巻き込まれないためにも、新築であれ中古であれ、家を買う際は最低限、ここで上げた箇所については確認するようにしてください。とはいえ、素人では判断できないことも多いので、できることなら建築士などの専門家に頼むか、知人で建築関連の方がいれば相談してみるのが望ましいです。
仮に欠陥が見つかった場合は、新築なら「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で、引き渡しから10年間は、売り主業者やメーカーが瑕疵担保責任を負うことが義務付けられているため、不具合のある箇所の修繕を業者に依頼してください。もし話し合いに応じてくれなかったり、あるいは資金不足などの理由で修繕を断られた場合は、国民生活相談センターや弁護士などに相談してください。
一方で中古住宅は、個人が売り主の場合は瑕疵担保責任が1~3ヶ月程度と短いため、不具合を発見するタイミング次第では、責任を問えないケースもあります。そのため、なおさら購入前のチェックが重要になります。リフォームについても、引き渡しの前に、業者を立ち合わせたうえで隅々まで確認するようにしましょう。
みなさんのご自宅は問題ありませんか。もし何か気になることがある場合は、専門家か、お近くの全国優良リフォーム会員に相談してみてください。
「最近、郊外に家を買ったのだけれど、住み始めてすぐに1階の窓で雨漏りが発生しました。私たちの使い方が悪かったのか、それとも最初から問題があったのか・・・」
先日、取材を通じて知り合った方から、こんな相談を受けました。耳を疑いたくなるような話ですが、実は世の中には、新築・中古を問わず、何かしらの欠陥を抱えた住宅はごまんと存在します。経年による劣化や想定外の自然災害で破損したのなら仕方ありませんが、中には手抜き工事が原因によるものもあります。みなさんが知らずに欠陥住宅を買わされないように、今回はよくある家の欠陥の見分け方について解説します。
普段、テレビや新聞などであまり報道されることがないためご存じない方も多いと思いますが、実は、建物の施工不良を巡るトラブルは年々増えています。消費者の相談窓口となっている(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターによると、毎年新築関連のものだけでも約2万件、リフォーム関連にものも合わせると3万件を超える相談が寄せられているそうです。中でも特に多いのが、施工を巡って業者とトラブルになるケースだそうです。しかもこの数字はあくまでも相談が寄せられて明らかになったものだけで、実際には潜在的にもっと多くの事案が存在していると言われています。その数は倍かそれ以上だという専門家もいるほどです。数だけ聞いたらとても恐ろしいことです。住宅建築の技術に優れているイメージが強い日本で、これはなかなかに信じがたいことではないでしょうか。もしかしたら、今みなさんが暮らしている家も何かしらの欠陥を抱えているかもしれません。
それでは自宅に不備があるかどうかを見極めるにはどうしたら良いのでしょうか。プロでなくても見極められるチェックポイントをご紹介します。
①雨漏り
実際に住んでみないと気付けませんが、雨漏りは早ければひと月、ふた月ほどでその症状が現れます。分かりやすいのは天井や壁です。シミのようなものが出てきたら、それは雨漏りの可能性が高いと考えてください。押し入れやクローゼットに症状が現れることもあります。屋根裏に入ることができる場合は、購入から1年くらいは定期的に確認することをおすすめします。雨漏りはそのまま放置しておくとカビが発生する原因となったり、ひどい場合、躯体を腐らせることもあるのですぐに対処してください。
②床の不具合
一見フラットに見える床でも、歪んでいたり傾いていたりすることがあります。もっとも簡単な確認方法は、ビー玉などの球体を転がしてみることです。球が転がるようなら、構造自体に歪みが生じている可能性があります。そのまま家具や家電などを置いてしまうと、ちょっとした衝撃で倒れることがあるので、非常に危険です。他にも浮き沈みあったり、軋み音がする場合もあるので、隅々まで歩いて確認するようにしてください。
③窓や扉の開閉不良
扉の建付けが悪かったり、歪んでいて開閉しにくいということは意外とよくあります。窓や扉は必ず、すべて一度開閉状態を確認してください。少しでも引っ掛かる場合は、建付けが悪いか、建物自体に歪みが生じている可能性があります。ひどい場合、使っているうちに開かなくなってしまうこともあるので、すぐに直してもらってください。
④内壁や外壁のひび割れ
建物の基礎部分や床下、天井裏などは、普段は確認しようと思ってもなかなかできない場所です。そのため、できれば家を購入する際に専門家を伴って一緒に確認してもらうのが望ましいです。もしそれが難しい場合は、最低限、自分の目で目視できる範囲でも構いませんので、必ず確認するようにしてください。万が一、ヒビを放置してしまうと、将来的に大きくなった亀裂から雨水が侵入し、躯体の強度を弱めてしまうこともあります。
購入後にトラブルに巻き込まれないためにも、新築であれ中古であれ、家を買う際は最低限、ここで上げた箇所については確認するようにしてください。とはいえ、素人では判断できないことも多いので、できることなら建築士などの専門家に頼むか、知人で建築関連の方がいれば相談してみるのが望ましいです。
仮に欠陥が見つかった場合は、新築なら「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で、引き渡しから10年間は、売り主業者やメーカーが瑕疵担保責任を負うことが義務付けられているため、不具合のある箇所の修繕を業者に依頼してください。もし話し合いに応じてくれなかったり、あるいは資金不足などの理由で修繕を断られた場合は、国民生活相談センターや弁護士などに相談してください。
一方で中古住宅は、個人が売り主の場合は瑕疵担保責任が1~3ヶ月程度と短いため、不具合を発見するタイミング次第では、責任を問えないケースもあります。そのため、なおさら購入前のチェックが重要になります。リフォームについても、引き渡しの前に、業者を立ち合わせたうえで隅々まで確認するようにしましょう。
みなさんのご自宅は問題ありませんか。もし何か気になることがある場合は、専門家か、お近くの全国優良リフォーム会員に相談してみてください。



